こんにちは、教員まめたです。
自動車保険の入り方が分からない。
自動車保険で大切なことは?
自動車保険の見直しポイントが知りたい。
そんなふうにお悩みの先生は、いらっしゃいませんか?
実は私もつい最近まで、リスクのある自動車保険の入り方をしていました。
言い換えると、いざという時に自分を守ってくれない入り方をしていました。
しかも、保険料は割高なまま…。
「事故が無くてよかった」という言葉に尽きます。
ということで今回は、安心できる自動車保険の選び方とポイントについて記事にしました。
保険は自分や家族を守るためのものです!ご自身の自動車保険を見直してみましょう!
・自動車保険を見直したい
・自動車保険料を安くしたい
・自動車保険のポイントを知りたい
まめたの自己紹介!!
・現役教師で、授業と子どもたちとの生活が好き。
・しかし、お金の知識不足で貯金できない生活や不安な日々を経験。
・それから教師の資産形成と金融教育に興味を持つように。
・猛勉強の末、FP2級、簿記3級、宅建の一発合格を果たす!
・今では、わが家の資産は右肩上がり中!!
2つの自動車保険
自賠責保険(強制保険)
加入が義務化されている保険
自賠責保険は、法的な効力のある保険です。
加入しないと、以下のデメリットがあります。
- 法律で罰せられる
- 車検に通らない
事故の被害者救済が目的のため、対人事故のみの保険となります。
- 死亡による損害:最高3,000万円
- 後遺障害による損害:最高4,000万円
- 傷害による損害:最高120万円
このように被害者に支払われるのが自賠責保険です。
これだけで十分じゃないの?
任意保険
自由に加入できる保険
上の判例をご覧ください。
事故で死亡したり、後遺障害になった人への損害額が3億円以上かかっていますよね。
交通事故にはそれだけのリスクがあるということです。
本当に、自賠責保険の補償だけで支払いできるでしょうか?
「無理」ですね。
そうした理由から、任意保険は自賠責保険を補う役割をもっています。
任意保険を選ぶときのポイントは?
ここからは自動車保険(任意保険)の選ぶポイントを紹介していきます!
自動車(任意)保険における3つの視点
相手への補償(身体、車、物)
対人/対物賠償保険は無制限が必須
自動車の事故では、軽いケガから死亡事故まで幅広いリスクがありますよね。
上記の判例でも、
- 相手を死亡させてしまった
- 相手に後遺障害を負わせてしまった
ときの支払額が1億円をゆうに超えています。
どうして損害額が大きくなるかというと、
- 治療費
- 休業損害(仕事を休むことによる損失)
- 逸失利益(将来受け取れるはずだった収入)
などが加味されるため、高額になります。
たとえば、平均年収1,400万円と言われるお医者さん(今後40年勤務できる)を死亡させた場合、1,400万円×40年=5.6億円の生涯損失になりますよね。
果たして、そんな大金払えますか?
一生働いても難しいですし、みなさんの大切な家族にもお金は必要ですよね。
こうしたことから、起きる可能性は低いけど、起きたときの損害が大きい事態に備えることが大切なのです。
対人・対物賠償保険を無制限にする理由はこれでバッチリですね?
これで自動車保険は十分じゃないの?
自分・搭乗者への補償
人身傷害保険は必須
無制限がおすすめ
人身傷害保険とは、事故による自分や搭乗者(家族、友人など)のケガ等に対して、自分の過失割合に関係なく設定した補償金が支払われる(実損払いの)保険です。
死亡保険や医療保険で備えているから大丈夫だよ!
そう考える方も、必ず読み進めてください。
意外と知られていませんが、自動車事故でケガ等をしても自分の過失割合が高いと相手から十分な補償が受けられない場合があるのです。
事故が起きたときにもらえる保険金は、自他の過失割合が大きく関係しています。
過失割合が相手10、自分0となるのは、次の3パターンです。
- 赤信号で停車中に追突された
- 青信号で進入中に、信号無視の車に衝突された
- 相手がセンターラインをはみだしてきた
しかし、必ずしも上の状況で事故が起きるとは限りませんし、自分の不注意や誤操作などで起きることもあります。
たとえば、自分にとっての総損害額が1億円となる事故にあったとします。
パターン①
過失割合が「自分2:相手8」の場合
- 相手から8,000万円
- 自己負担2,000万円
パターン②
過失割合が「自分8:相手2」の場合
- 相手から2,000万円
- 自己負担8,000万円
パターン②のように、自分の過失割合が高いと、相手から補償される金額が少なくなり、自己負担額が大きくなります。
一般的に人身傷害保険は3,000万円〜5,000万円かけるべきと言われますが、設定金額より損害額が大きくなると、カバーできないこともあり得るのです。
また、死亡保険や医療保険などの生命保険は、定額払いのため損害額への補償が足りなくなることもありますし、被保険者(保険の対象者)のみへの補償となります。
このようなことから、人身傷害保険を無制限にすることで、高額な損害額にも備えられるのです。
でも、人身傷害保険を無制限にしたら保険料が高くならない?
実は数百円の違いしかないのだよ!
人身傷害保険の範囲、対象者
・車内外の補償と車内のみの補償どちらか
・2台以上車を持っている人は補償の重複に注意
家族で2台以上車をお持ちの方は↓
- 1人目は車内外の補償
- 2人目以降は車内のみの補償
と設定することで、漏れなく備えることができますし、補償範囲の重複による保険料の2重払いを防ぐことができます。
人身傷害保険が必要な人
・収入が多い人
・家計を支えている人
・若い人(逸失利益が多いため)
我が家は、私と妻で2台車を所有しており、年齢も若いので人身傷害保険に無制限で加入しています。
搭乗者傷害保険
自分や搭乗者のケガ等への備えとして、「搭乗者傷害保険」もあります。
- 車内のみの補償
- 保険金の支払いが早い
- 契約者の過失割合に関係ない
- 見舞金、上乗せ補償の意味合い
- 1,000万円、3000万円など定額で支払われる
- 超過分は自己負担となる
- 補償は充実するが、保険料が上がる
このように人身傷害保険との違いがあります。
私は、親戚を乗せることが多いため、1,000万円の搭乗者傷害保険に加入しています。
自動車の使用頻度、乗せる人などを考慮して考えたいね!
自分の車への補償
・修理代を払える車に乗ろう
・貯金で備えよう
事故や自損事故によって車を修理しないといけなくなった。
そんなときにオススメされるのが「車両保険」です。
結論、車両保険は不要です。
- 車両保険を使うと等級が下がる
- 車両保険を使うと、事故あり係数が適用され保険料が上がる
車両保険で直しても保険料が上がり、結局出費が増えてしまいます。
車選びが大切ですね↓
知っておきたい特約
他の自動車運転危険補償特約
他人の車で起こした事故への対応可能
友人や知り合いの車を借りて運転し、事故を起こしてしまっても、自分が加入している契約内容に従って、対応できる特約です。
保険会社によっては、最初から自動でセットになっていることが多いです。
被害者救済費用等補償特約
自分に非がない場合に発動される
自動車の欠陥や第三者の不正アクセスによって、起こった事故に対応できます。
法律上の損害賠償責任がないことが確定した場合、被害者の救済に必要な費用が払われる特約です。
この特約も最初から自動でセットになっていることが多いね!
無保険車傷害保険
無保険車は約12%
世の中には自賠責保険しか入っていない人がいます。
なんと、約10台に1台が当てはまります。
- ひき逃げ
- 相手が対人賠償保険をかけていなくて、必要な補償を得られない
このような事態に備える特約です。
私は、無制限で入っています。
弁護士費用等補償特約
示談交渉をプロにお任せできる
通常、お互いに過失があるときには、保険会社同士で示談交渉を行います。
しかし、
- 無過失事故の場合
- 相手が任意保険に加入していない場合
自分もしくは弁護士が示談交渉する必要があります。
事故でバタバタしている中、自分で対応するよりプロにお任せした方が安心ですよね?
その際の、弁護士相談費用や委任費用が補償される特約です。
注意点が1つあります。
対象者
- 契約者
- その家族(配偶者、同居の親族、未婚の別居の子)
ですので、一家で一人入っていれば十分です。
重複すると、無駄な保険料を払うことになります。
弁護士に頼むときに、ドライブレコーダーの映像もあると心強いね!
対物差額修理費用補償特約(対物超過特約)
対物賠償保険は時価まで
意外と知られていないのですが、対物賠償保険は時価額まで無制限であって、超えた分は自己負担となります。
事故の相手が古い年式の車に乗っていたとき、修理代が時価を超えることがよくあるのですよ?
このようなときに、超過分が補償される特約なのです。
他にも、
- 修理費をめぐって、相手方とのトラブルを避けられる
- 示談交渉がスムーズになる(自己負担分があると難航しやすい)
といったメリットがあります。
個人賠償責任補償特約
自転車に乗る家族がいれば要検討
日常生活における車以外の事故に対応する特約です。
- 他人にケガをさせた
- 飼い犬が第三者をかんでケガをさせた
- 子どもが駐車場で他人の車を傷つけた
- 自転車に乗る家族が通行人をケガさせた、死傷させた
よくある事例ですよね。
契約者と家族(同居の親族、別居の未婚の子)が対象となりますし、自転車保険が義務化された今、自動車保険でカバーできるのはうれしいですね。
注意点が2つあります。
- 火災保険との重複注意
- 故意、借り物、預かり物、職務遂行中、同居の親族にケガさせた事例は対象外
我が家は、子どもがいませんし、自転車にも乗らないので加入していません。
自動車保険で自転車のリスクもカバーできるのだね!
保険料を安くするポイント
ネット型保険に加入する
ネット保険でも手厚く補償できる
一般的には、ディーラーや代理店で自動車保険に加入するでしょう。
私も代理店で加入していましたが、毎月の保険料が割高でした。
そこで、価格コムで紹介されている保険会社の中から探しました。
一部の車種によってはディーラー保険の方が安いようですが、ネット型保険の方が圧倒的に安いです。
結果、これまでの保険より補償手厚くかつ保険料を安くできました!
複数台所有の人は同じ保険会社にまとめる
2台目以降の契約で、割引になる保険会社は多い
保険会社を1つにまとめることで、割引を受けることができます。
アプリ等で一括管理できるので、とても便利ですね。
契約内容が重複していないかの確認も簡単です!
運転者の範囲を限定する
年齢条件と運転者限定
年齢条件には
- 21歳以上
- 26歳以上
- 35歳以上
などのように年齢の区分があります。
年齢が高くなるごとに事故率が低くなるため、保険料が安くなります。
運転者限定には
- 限定なし
- 家族限定(同居親族、別居の未婚の子ども)
- 本人・配偶者限定
- 本人限定
の4つがあり、限定の範囲が狭くなるにつれて保険料が安くなります。
乗る人の年齢や範囲を見直したいね!
保険の重複を防ぐ
1つの加入で済むものを確認しよう
気付かぬうちに、契約内容が重複している可能性があります。
- 自転車保険
- 弁護士費用特約
- 個人賠償責任保険
- 人身傷害保険の車内補償と車内外補償
他にも「おりても特約」「ファミリーバイク特約」などもあります。
相見積もりする
最低3社の見積もりを取ろう
同じ契約内容でも、保険会社によって保険料が変わります。
私は、「SBI損保」「大人の自動車保険」「ソニー損保」「教職員共済」の4社を比較しました。
- SBI損保 月1,511円
- 大人の自動車保険 月1,890円
- ソニー損保 月1,710円
- 教職員共済 4,119円(一部補償薄い)
毎月かかる固定費だからこそ、家計にやさしい選択をしたいですよね。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます!
自動車保険の選び方とポイントはいかがでしたか?
「自動車保険で大事なことがわかった!」
「見直しのポイントがわかった!」
「ネット型保険で見積もりしてみよう!」
などと、みなさんの思考や行動が変わりましたらうれしいです。
以上、教員まめたでした。またお会いしましょう!
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