こんにちは、教員FPまめたです。
最近、仕事が精神的に辛い…。
体調不良が続き、正直休みたい。
生活があるし、何とか頑張らないと。
病休をとりたいけど、給料はどうなるの？期間は？
そんなふうに、
今の状況が辛くて休みたいけどお金の面で不安な先生
いらっしゃいませんか？
今回は
- 病気休暇・休職時の給料と支給期間
- 病気休職の金銭的デメリット
- 休み中にした方がよいこと
について記事にしました。
この記事を読めば、金銭面でも安心して休養に入る準備ができます！
- 仕事が辛くて休みたい
- お金のことが不安で動けない
- 教員の制度について知りたい
- 体調がすぐれず、働くのが苦しい
まめたの自己紹介！！
・現役教師で、授業と子どもたちとの生活が好き。
・しかし、お金の知識不足で貯金できない生活や不安な日々を経験。
・それから教師の資産形成と金融教育に興味を持つように。
・猛勉強の末、FP2級、簿記3級、宅建の一発合格を果たす！
・今では、わが家の資産は右肩上がり中！！
☑︎お金の不安＜心と体のSOS
☑︎最長3年半の生活保障あり
☑︎金銭的デメリットは2つ
私も同じ教員として、
3年目にとても辛い時期がありました。
先輩教員とのかかわりに相当悩みましたね。
子どもの成長というやりがいの裏で、
大変な仕事が本当に多いですよね。
- 生徒指導
- 保護者対応
- 研修、出張
- 同僚とのかかわり
- 授業準備や教材研究
- 部活動の指導、引率
大学からの同期で、保護者対応に苦しみ、休職した人もいました。
人は完璧じゃありませんから
精神的なストレスや疲労が溜まると、
「きつい」「辛い」「休みたい」
という気持ちだけでなく、
頭痛・倦怠感・睡眠不良・食欲不振・無関心などの
体調不良としても現れてきますよね。
しかし、
今は大事な時期だから休めない。
もう少しの辛抱だから頑張ろう。
と踏ん張りたくなる気持ちもよくわかります。
ただ私自身、精神的に辛かった時期はそう思いつつも、楽しく元気に働けている実感がほとんどなかったです。
子どもに接するときに心から笑えない日もありました…。
休日も全然気持ちが休まりませんでしたね。
幸い、妻の支えや多めの休養で乗り切ることができましたが、
今思い返すと…
病休をとる一歩手前だったと思います。
こうした経験からも、
心と体のSOSを優先した選択をする（積極的に休む）ことは
決してマイナスなことではなく、
自分を守る前向きな行動だと思うようになりました。
と同時に、教員の病休制度にも関心をもつようになり
今回の記事を執筆するに至りました。
見てください↑
X（旧Twitter）でのアンケートでも
約4割の人が知らない結果が出ています。
教員の生活を守ってくれる病休制度を知らないなんて
ジャングル（過酷な労働環境）に武器を持たずに行くようなものです。
私も病休制度を知らないな…。
病気休暇・休職で最長3年半の生活保障
病気休暇
- 最長９０日間
- 精神疾患等なら１８０日間
- 給料100％もらえる
ケガや病気のために勤務できないときに申請できます。
特徴は以下の通りです↓
- 家賃補助はもらえる
- 通勤/管理職/部活手当はもらえない
- 成人病や結核、交通災害等も１８０日まで
- 1週間以上の休暇申請には、病院の診断書が必要
- 不妊症、不育症での休暇も取得可能
※申請の際は、各自治体や事務室にご確認ください。
なお、病院の診断書は保険適応外のため
１枚2,000〜6,000円するのが相場です。
約3ヶ月も有給で休めるのはありがたいね。
病気休職
- 最長3年間取れる
- 休職1年目は給料80％がもらえる
- 休職2〜3年目は給料3分の2がもらえる
病気休暇を使い切っても回復しない場合に、教育委員会が指示して取得できる休職のことです。
法令根拠は次の2つ↓
休職2〜3年目は、
給料ではなく傷病手当金・附加金として
お金をもらうことができます。
先生ならみんなもらえるの？
公立の教員かつ共済組合員が対象です。
給与明細でぜひ確認してみてください↓
傷病手当金・附加金｜3つの注意点
①支給される条件
仕事を３日間連続して休んだ4日目から
上図のように、自分の出勤状況を確認しましょう。
なお、傷病手当付加金は
傷病手当金の支給が終了した後に
もらうことができます。
数え方に注意だね！
②支給が停止or減額の可能性あり
以下の給付金をもらっていないか要確認↓
- 別報酬
- 休業補償
- 出産手当金
- 障害厚生年金・障害手当金
- 地方公務員災害補償基金
※傷病手当金・附加金どちらもです。
③社会保険は免除されない
- 健康保険
- 介護保険料
- 厚生年金保険料
これらのお金は普段、給料から天引きされていますが
傷病手当金・附加金として支給されるときは、自分で支払う必要があります。
また、納付する社会保険料は
標準報酬月額が基準となるため、
若干高く感じるかもしれません。
所得税や住民税などの税金は非課税
※傷病手当金・附加金どちらもです。
これは覚えてなきゃ！
病気休職の金銭面デメリット2つ
病気休職は、
自分の健康を守るために非常に大切なことです。
メリット＞＞＞デメリットと言えるほど、
積極的に取得してよいものだと考えます。
その上で、金銭的なデメリットを2つ確認しましょう。
①ボーナスの減少
過去半年間の出勤日数で決まる
教員のボーナス（賞与）は６月と１２月にありますよね。
- 6月分は前年１２月１日〜当年５月３１日まで
- １２月分は当年６月１日〜１１月３０日まで
の出勤日数がボーナスに関係します。
ですので、
働けない期間が長くなるほど減ります。
実際に計算してみましょう↓
②児童手当の減少
前年度の所得で決まる
2024年の12月から児童手当の所得制限が撤廃されますが、
それまでは現行のルールが適用されます。
一部の人は、病気休職により所得が減少すると、
次年度の児童手当に影響が出るかもしれません。
当てはまる人は少なそう…。
休み中にすること5選
ここからは、私が精神的に苦しかった時期や休職した友人から聞いた体験をもとにまとめております。
休養
とことん休みましょう
正義感の強い教員の中には
本当に休んでもいいのだろうか。
学校を休んでしまって申し訳ない。
と罪悪感を感じる人も少なくないと思います。
それも当然です。
日々子ども達のために頑張ってきたのですから。
しかし、崩れた体調を戻すには休養しかありません。
- 本を読む
- 映画を観る
- 運動をする
- たくさん寝る
- 美味しいものを食べる
- 旅行に出て気分転換する
子ども達も元気になったあなたに会いたいと願っているはずです。
まずは自分のために休養をとりましょう。
治療
病院の力も借りよう
友人は過度な業務によって
頭痛や食欲不振、集中力の低下などに
日々悩んでいました。
しかし、休職して休養と治療に専念したことで
少しずつ回復できました。
好きなこと
好きなことでリフレッシュ
現場を離れる不安や心配もあるかもしれません。
でも、自分のために時間を使ってみてください。
- 料理をする
- 登山に行く
- お菓子を作る
- ドライブに行く
- 漫画や本を読む
何でもOKです！！
リフレッシュできると、
心と体も変わってくるはずです。
ご紹介したのは私のリフレッシュ法です！
学校との連絡
電話やメール、郵送で行う
あなたが休職するにあたり、
学校としても1日でも早い回復・復帰を願っているでしょう。
一方で、学校という組織の運営上
- どのような状況なのか
- どのくらい休みが必要なのか
- 復帰までどのくらいの見込みか
について知りたいのが本音です。
とはいえ、
自分の立場から伝えるのは心苦しいはず。
医師の診療結果をお伝えするとよいと思います。
私の友人もなるべく連絡は最小限になるよう、工夫していました。
転職活動
リスク0
現役教員なのに転職活動っていいの？
はい、問題ありません！！
実際、私も転職サイトに登録→面談までしていました。
以下、転職を視野に入れてよかったことです。
- 教員以外の選択肢を知れて安心した
- 自分の気持ちを整理できた
- 教員としての将来を考えられた
- 教員の魅力を再確認できた
- 行動力が高まった
様々な転職サイトがありますが、
私も登録して利用した転職サイト3選です。
もし、一人での転職活動が不安な人には
転職エージェントへの登録がオススメです。
自分の要望に合った転職相談（無料）を受けることができましたよ。
健康第一で過ごしていきたいね。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます！
今回の記事はいかがでしたか？
「お金の不安が少し和らいだ。」
「病休取得を前向きに考えられた。」
「悩んでいる同僚に教えてあげよう。」
などとみなさんの思考や行動が変わりましたら、うれしいです。
以上、教員まめたでした。
またお会いしましょう！
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