こんにちは。教員まめたです。
今回の記事では【衝撃の事実】教員の生涯賃金と生涯納税額について解説します。

生涯支出の中で割合が高いもの‥それは税金です。教員の給料からもがっつり税金を取られています。実際いくらくらい稼いで、いくらくらい納税しているのか気になったので計算してみました!

税金はなんだか難しくて、ややこしそうだけど解説よろしくお願いします!
教員の生涯賃金と生涯納税額の目安
先に結論!!
高等(特別支援・専修・各種)学校教育職の場合、生涯賃金2億6700万円のうち生涯納税額は6577万8000円(24.6%が税金)です。
小・中学校(幼稚園)教育職の場合、生涯賃金2億5300万円のうち生涯納税額は6054万3400円(23.9%が税金)です。
※数値はあくまで目安です。

ここからは数値の計算に入っていきます!
教員の生涯賃金
R3総務省のデータを基に計算しました。大卒(22歳)から定年(60歳:2022年時点)までの38年間における生涯賃金は以下の通りです。
表1 公立学校の教員の年収と生涯賃金の筆者による試算
教員の生涯納税額
表1の生涯賃金(退職金除く)から引かれる税金には所得税と住民税、社会保険料があります。この3つの税金を生涯でいくら支払うのか試算します。
※表1より、高等学校→年収 約700万円、小・中学校→年収 約666万円、賃金(給与・賞与)以外の収入は0とします。
〈所得税〉
高等(特別支援・専修・各種)学校教育職の場合、生涯に支払う所得税は1164万7000円です。
図1
小・中学校(幼稚園)教育職の場合、生涯に支払う所得税は945万600円です。
図2
〈住民税〉
住民税には、都道府県民税(4%)と市町村民税(6%)があり一律に10%課されます。また均等割(所得にかかわらず一定額が課税。都道府県民税1,500円、市町村民税3,500円←2023年度まで防災対策のために500円が加算されている。)と所得割(所得に比例して課税)があり、それぞれ別に計算して合計を求めます。
高等(特別支援・専修・各種)学校教育職の場合、生涯に支払う住民税は1423万1000円です。
図3
小・中学校(幼稚園)教育職の場合、生涯に支払う住民税は1313万2800円です。
図4
〈社会保険料〉
高等(特別支援・専修・各種)学校教育職の場合、生涯に支払う社会保険料は約3990万円です。
図5
小・中学校(幼稚園)教育職の場合、生涯に支払う社会保険料は3796万円です。
図6

ここまで数字がたくさん出てきて混乱していらっしゃる方もいると思いますが、次に最終的な合計が分かります!!
〈生涯支払う所得税と住民税、社会保険料の合計〉
高等(特別支援・専修・各種)学校教育職の場合、6577万8000円です。
小・中学校(幼稚園)教育職の場合、6054万3400円です。
図7
生涯賃金における生涯手取りと生涯納税額の割合を示します。
図8

税金だけで約24%も支払うんだね!家も建てられるくらいの金額だし、週5のうち1日は税金のために働いているってことだね💦
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
【衝撃の事実】教員の生涯賃金と生涯納税額ついての解説はいかがだったでしょうか?
「そんなに税金払っていたの!?」
「週5日のうち1日は税金のため!?」
「何か対策はないの!?そんなに取られたくないよ。」
というのが率直な感想ではないでしょうか。私もそうでした。
本記事でねらいたかったのは、それらの感覚です。
木を見て森を見ずにならないように、教員の生涯賃金と生涯納税額についての全体像を知っていただけましたら嬉しいです。
節税対策も紹介したいところですが、税金計算で疲れた頭を休めていただきたいので、次の記事にまとめていきます!節税対策をすれば納税額を抑えつつ、自由に使えるお金が増やせます!

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以上、教員まめたでした!!
またお会いしましょう!!
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