「教員のボーナス支給日はいつ?」
「教員のボーナスは初任だといくらくらい?」
「教員のボーナスの計算方法は?」
そんな声にお応えする記事を書きました。
こんにちは、教員のお金の話について発信中!現役教員FPのまめたといいます。
- 授業と学校生活が好きな30代現役教師。
- 浪費家時代は、借金とわずかな貯金で不安な日々を経験。
- それから教師の資産形成と金融教育に興味を持つように。
- 勉強の末、FP2級、簿記3級、宅建を一発合格。
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たしかに、教員だって年2回のボーナス事情は気になりますよね。
普段の給料よりも多くもらえますし、楽しみにしている人も多いのではないでしょうか?
しかし、どんな仕組みなのかは誰も教えてくれません。
そこで今回は、教員のボーナス事情について徹底解説。
以下の記事をお読みいただければ、教員のボーナスの仕組みをくわしく理解できます。
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教員のボーナス事情をわかりやすく解説
教員のボーナス事情について、以下の順に解説していきます↓
- 教員のボーナス支給日はいつ?
- 教員のボーナスはいくら?何ヶ月分?
- 教員のボーナスの計算方法は?
- 教員のボーナスを上げる方法は?
- 初任、再任用、臨時採用、病気休暇中のボーナスは?
- 過去3年間のボーナス支給額を大公開
教員のボーナス支給日はいつ?
6月末と12月中旬
地方公務員である教員のボーナスは、自治体ごとに定められています。
夏と冬の2回に分けて支給されます↓
- 夏のボーナス支給日:6月30日
- 冬のボーナス支給日:12月10日
もし支給日が祝日や休日に重なるときは、直前の金曜日に支給されます。
- 6月分:前年12月1日〜当年5月31日まで
- 12月分:当年6月1日〜11月30日まで
の出勤日数がボーナスに関係します。
ワクワクするよね!
教員のボーナスは何ヶ月分?いくら?
夏と冬を合わせて給料4.5ヶ月分
人事院勧告によりますと、2024年のボーナスは0.1ヶ月分引き上げされました。
- 夏のボーナスは約2.2ヶ月分
- 冬のボーナスは約2.3ヶ月分
合わせて4.5ヶ月分ですね。
校種や経験年数で変わるのかな?
校種別ボーナスの平均支給額と手取り額
(計算の都合上、1,000円以下は四捨五入/手取り額は30%の税引後とする)
小中学校教員
高等学校教員(高校、特別支援学校)
高等学校教員の方が少し高いね!
経験年数別ボーナスの平均支給額と手取り額
小中学校教員
高校・特別支援学校教員
経験年数が増えるほど、ボーナスも上がるのね!
教員のボーナスの計算方法は?
教員のボーナス=期末手当+勤勉手当
期末手当と勤勉手当は給与明細に示されています↓
「給与明細の見方」についてはこちらの記事が人気です↓
手当額はどうやって決まるの?
期末手当
期末手当=基礎額×支給割合×在職期間
期末手当は、在職期間に応じて支給されます。
かんたんに言うと、教員としての経験年数ですね。
基礎額↓
給料月額+扶養手当(期末手当のみ)+地域手当+(給料の月額+地域手当)×役職段階別加算割合
役職別段階加算割合は、校長・副校長15% 教頭・主幹教諭10%のように決められているよ!
支給割合↓
6月支給分:120/100
12月支給分:135/100
在職期間↓
- 6ヵ月:100/100
- 5ヵ月以上6ヵ月未満:80/100
- 3ヵ月以上5ヵ月未満:60/100
- 3ヵ月未満:30/100
このように自治体ごとに決められています。
へ〜知らなかった!
勤勉手当
勤勉手当=基礎額×支給割合
勤勉手当は、勤務成績に応じて支給されます。
かんたんに言うと、人事評価に関係するってことです!
基礎額↓
給料月額+地域手当+(給料の月額+地域手当)×役職段階別加算割合
支給割合↓
成績率×期間率
成績率とは、人事評価の結果に関係します↓
- 特優 0.885
- 優 0.735
- 良好 0.635
- 良好でない 0.635未満
期間率は、出勤日数に関係します↓
- 6ヵ月100/100
- 5ヵ月15日以上6ヵ月未満 95/100
- 5ヵ月以上5ヵ月15日未満 90/100
こんな仕組みだったんだね!
教員のボーナスを上げる方法は?
- 教員としての経験年数を増やす
- 人事評価で高評価をもらう
この2つしかありません。
経験年数を増やせば、期末手当が増えます。
人事評価で高評価をもらえば、成績率が上がり、勤勉手当も増えるのですね。
わかりやすいようで、望みが薄いような…。
初任、再任用、臨時採用、病気休暇中のボーナスは?
教員の中には、次のような人も含みますよね。
- 初任者教員
- 再任用教員
- 非常勤講師
- 病気休暇中の教員
それぞれの立場のボーナスも解説していきますよ。
初任者教員↓
初任者のボーナスは手取りで50万円前後(夏冬)
再任用教員↓
支給割合だけ異なる(正規教員より低い)
臨時採用教員↓
正規教員より低い
低くなる要因としては「等級」と「号給」が挙げられます。
どちらも給料計算の基になるものですね。
臨時採用教員(講師)の等級は1級、号級は一般的に1年で3号ずつ増えていきます。
そもそもの給料が正規教員よりも低いので、ボーナスが低くなるのも当然でしょう。
病気休暇中の教員↓
働けない期間が長くなるほどボーナスも減る
出勤日数が期間率に影響するのですね。
事務の人に聞けば安心かな!
特別支援学校教員 過去3年間のボーナス支給額を大公開
教員6年目〜8年目までのボーナスを一部ご紹介します↓
ボーナスだけで、100万円近くあるんだね!
教員のボーナスはいつ?何ヶ月分?いくら?計算は?現役教員がわかりやすく解説!|まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます!
教員のボーナス事情の解説記事はいかがでしたか?
〈本日のまとめ〉
・支給日は6月末と12月中旬
・令和6年度ボーナスは給料の4.5ヶ月分
・初任者のボーナスは手取りで50万円前後(夏冬)
・経験年数と人事評価がポイント
「ボーナスの計算方法や仕組みがよくわかった。」
「教員でも校種や立場で支給額がちがうのだね。」
「自分の自治体のHPも調べてみよう。」
などと、みなさんの思考や行動が変わりましたらうれしいです。
ご意見や感想などは、管理人のまめたのX(@mameta_design)までぜひお寄せください。
以上、教員まめたでした。またお会いしましょう!