「教師の年間休日は実際どのくらい?」
「年間休日を比べたら、民間企業よりも教師はホワイト?」
「年間休日数は、小学校など校種でちがうの?」
そんな声にお応えする記事を書きました。
こんにちは、教師のお金の話について発信中!現役教員FPのまめたといいます。
〈まめたの自己紹介〉
- 授業と学校生活が好きな30代現役教師。
- 浪費家時代は、借金とわずかな貯金で不安な日々を経験。
- それから教師の資産形成と金融教育に興味を持つように。
- 勉強の末、FP2級、簿記3級、宅建を一発合格。
- 働く教師向けのお金の教室オープンし、発信中。
- サイドFIREをめざすべく、資産家へ転身中!
- わが家の資産は5年で1000万円突破し、右肩上がり!
年休の残りは数えても、年間休日数を考える機会は少ないですよね。
実際、Xでアンケートをとっても正確に把握していない教師が約25%もいることがわかりました↓
そこで今回は、教師の実際の年間休日数、休日が減る7つの理由と対策3選について徹底解説。
以下の記事をお読みいただければ、教師の年間休日数の考え方と減らさないための工夫が理解できます。
教師のお金が貯まる家計づくりについてLINEで発信中です!登録していただくと今なら『資産形成に役立つ7大特典』を無料でプレゼントしています。
ぜひ、LINE登録してプレゼントをお受け取りください
↓↓↓
【最大165日間】教師の年間休日は実際どのくらい?
じつは、公務員と民間企業の年間休日数はちがいます。
教師はどうなのか、探っていきましょう↓
- 日本の年間平均休日数は107日間
- 教師の年間休日数は最大165日間
- 民間と比べても多い
日本の年間平均休日数は107日間
厚生労働省の「令和4年度就労条件総合調査」によると、日本の年間平均休日数は107日間と報告されています。
労働基準法で決められた最低ラインが105日間ですから、2日間多いくらいですね。
一般的には、年間休日数が120日間以上ある企業がホワイト企業と言われています。
働きやすい環境が整っているのですね。
教師はどうなのかな?
教師の年間休日数は最大165日間
学校種や地域の差はあるものの、教師は最低145日間〜最大165日間の年間休日があります。
どうしてそんなにあるの?
計算式は次のとおり↓
- 週休2日(土日)×52週=104日間
- 祝日(法定休日)=16日間
- 夏季特別休暇=5日間
- 年次有給休暇=20〜40日間
これらを合わせた結果となります。
なお、年末年始の12月29日〜1月3日までは年休申請は不要ですが、閉庁日は年休申請が必要となります。
意外と多いね!
さらに教師には、
- 特別休暇
- 介護休暇
- 病気休暇
といった休暇もあり、さらに多くの休みがとれる仕組みになっています。
民間と比べても多い
私が登録している転職サイトには、さまざまな求人があります↓
一部抜粋したものですが、企業によって年間休日はバラバラですね。
ここからは企業に多い4つのパターンをご紹介↓
- 週休2日/104日(土日)
- 年休110日(土日+夏季休暇/年末年始休暇5日間)
- 年休120日(土日、祝日)
- 年休125日(土日、祝日、夏季休暇/年末年始休暇)
厚生労働省から以下の結果もあります↓
これらと比較しても、教師の145〜165日間はかなり多く感じますよね。
でも、教師はそんなに休んでいる印象はないよ?
そこが問題なのです。その理由を次に解説していくよ!
教師の年間休日が減る7つ理由
教師には最大165日間もの休日がありますが、以下7つの理由で減ってしまいます↓
- 部活動
- 学校行事
- 残務処理
- 地域行事
- 研修や会議
- 入試や模試
- 緊急対応
部活動
教師の休日を減らす一番の理由は「部活動」です。
中学校や高校で運動部の顧問になると、部活の練習や試合の引率で休日も出勤しなければいけません。
部活動が年間休日にどのくらい影響するか計算してみました↓
- 毎週土曜に部活動→年26日間の休日減→年間休日119〜139日間
- 毎週土日に部活動→年52日間の休日減→年間休日93〜113日間
とかなり減ってしまいますよね。
これらの数字は部活動のみを計算したものであり、他の業務を考慮すると、休日はさらに少なくなるでしょう。
これじゃ120日を切ってブラック企業だね。
学校行事
学校行事が休日に開催されることもあります↓
- 運動会
- 文化祭
- 入学式
- 卒業式
- 授業参観
- 保護者面談
振替休日が設けられますが、教師ならではの出勤ですね。
保護者のためといっても現実は大変。
残務処理
平日に仕事が終わらず、休日出勤する教師も多いです。
「少しでも残務を減らして、ゆとりを作りたい。」思いからですが、やはり休日出勤はしたくないですいよね。
私も繁忙期に土日出勤したことがありますが、「自分の休みを犠牲にしてまで仕事をするなんて。」と自己嫌悪に陥りました。
- 疲労やストレスの蓄積
- プライベート時間の減少
- 休息やリフレッシュの減少
にもつながり、決して好ましい働き方ではありません。
休日出勤代や残業代も出ないし、何より不健康だよね。
地域行事
祭りや運動会などの地域行事が、学校の敷地内で開催されるときがあります。
その場合、管理者という立場と日々地域にお世話になっている立場から、休日出勤する可能性が高くなります。
研修や会議
平日忙しい教師でも、研修や会議に参加できるよう土日開催のときがあります↓
- 教員の専門性を高める会議
- PTA関連の会議
- 管理職向けの会議など
県内外から多くの学校関係者が集まる研修もあります。
夏休みに研修案内が増えるのは、こうした理由からです。
出張ではなく、自主研修だよね。
入試や模試
受験校だと、入試や模試の監督/運営のために出勤しなければいけない場合があります。
緊急対応
- 学校火災
- 自然災害
- 児童生徒の急病やトラブル
などの緊急対応で出勤するときもあります。
この場合は、超勤4項目になるから残業代は出そうだね。
教師の年間休日を減らさない対策3選
転職をしないまでも、年間休日を減らさない方法はあります。
おすすめの対策3選↓
- 働き方の改善
- 学校種別の変更
- 日頃からの学級経営
働き方の改善
仕事の効率化を図る
休日出勤は、あなたの健康に悪影響を与えます。
モチベーションやパフォーマンスの低下だけでなく、働き過ぎで身体を壊すケースもあります。
そのような事態を回避するためにも、今すぐ働き方を変えましょう。
業務削減やスタッフの増員にはどうしても組織的な改善が必要ですが、個人裁量で変えられることもありますよね。
どうやって?
iPadの活用です!
- 授業計画
- 教材研究
- タスク管理
- スケジュール管理
- チームで予定の共有など
これらが1台のiPadでできます!!
仕事を効率化して時間を作れたら、うれしいですよね。
iPadはかなり優秀だよね。
学校種別の変更
特別支援学校への異動
休日出勤が増える大きな要因は2つ↓
- 部活動
- 残務処理
裏を返すと、部活動がなくて業務量が少ない学校に行けば、休日出勤せずに済みます。
それが、特別支援学校です。
- 部活動がない学校が多い
- 職員数が多く、仕事が分散される
専門性の高さや指導の難しさはさておき、ハード面だけ比較するとかなりホワイトな環境です。
このように学校種別を変更することも、休日出勤を回避する方法の1つです。
特別支援学校の大変さもあるけど、プライベートも充実させたい人にはおすすめかも。
日頃からの学級経営の充実化
トラブルの芽を事前に摘む
休日出勤には、
- 保護者対応
- 児童生徒のトラブル対応
に関連した仕事が少なからずあります。
そこでぜひ意識していただきたいのが、学級経営の充実化です。
学級経営が上手にできると、未然にトラブルを防止しやすくなりますし、安心・安全な学校/クラスとして、保護者からの信頼を得ることもできます。
教師10年目の私のおすすめ本↓
クラス経営ができている学級ほどトラブルも少ないよね。
【最大165日間】教師の年間休日は実際どのくらい?休日が減る7つの理由と対策3選|まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます!
【最大165日間】教師の年間休日は実際どのくらい?休日が減る7つの理由と対策3選はいかがでしたか?
〈本日のまとめ〉
・教師の年間休日数は最大165日間
・休日が減る理由はあるが対策もある
・民間企業よりは多め
「教師の年間休日についてくわしく知れた。」
「民間企業との比較ができてよかった!」
「できるだけ休日を減らさないようにしていこう。」
などと、みなさんの思考や行動が変わりましたらうれしいです。
ご意見や感想などは、管理人のまめたのX(@mameta_design)までぜひお寄せください。
以上、まめたでした。
またお会いしましょう!