こんにちは、教員まめたです。
前回は、【引越し費用】教員が引越し業者への交渉で費用を安くするコツ5選ついて解説しました。
今度引越しがあるんだけど、安くならないかな。
引越し費用って高いよね。
安くする方法は見つけたけど、本当にできるの?
そんなふうに思っている先生いらっしゃいませんか?
今回は【引越し費用を下げたい教員必見】賃貸契約でぼったくられないコツについて記事にしました。
私は宅建資格を持っておりますので、安心してお読みください。
・近々引越しの予定がある
・引越し費用を少しでも安くしたい
・不動産会社からのぼったくりを回避したい
まめたの自己紹介!!
・現役教師で、授業と子どもたちとの生活が好き。
・しかし、お金の知識不足で貯金できない生活や不安な日々を経験。
・それから教師の資産形成と金融教育に興味を持つように。
・猛勉強の末、FP2級、簿記3級、宅建の一発合格を果たす!
・今では、わが家の資産は右肩上がり中!!
不動産業者って?
相手はプロ
不動産業者はプロ、客は素人
不動産に詳しい家族や友人から話を聞いたり、自分で勉強したりしない限り、多くの人は不動産知識0に近いはずです。
当然ながら、賃貸契約の主導権を握っているのは不動産業者です。
もちろん、暮らしを考えた提案はされますし、すべての不動産会社が悪徳というわけではありません。
しかし、会社の利益を上げることも不動産業者の仕事です。
不動産業者は以下のように考えます↓
・仲介手数料で儲けよう
・生活サポートに加入させよう
・簡易消化器、害虫駆除費や室内消毒も付けて稼ごう
・仲良い保険会社の火災保険に加入させて、紹介料をもらおう等
こんな風に考えているんだ〜
そうなのです!不動産業者に対抗するためには、事前準備が必要です!
教員が賃貸契約でぼったくられないための準備
不動産業者に連絡する前にすること(Step1)
①不動産知識を覚える
仲介手数料
仲介手数料は、依頼者の承諾がない限り0.5ヶ月分までしか請求できない
「不動産業者に仲介をお願いして、アパートやマンションを借りるときに、借り手がOKしなければ、仲介手数料は0.5ヶ月分までしか取られない」ということです。
不動産業界には、宅地建物取引業法という素人のお客さんをプロの不動産業者から守るための法律があります。
借り手が「承諾しません。」と意思を伝えることで、0.5ヶ月分(税込0.55ヶ月分)だけの支払いで済むってことね!
火災保険
補償内容が薄く、保険料が高い
火災保険とは、みなさんが住む建物と家財を守るための保険です。
万が一の火事や落雷、水漏れ、爆発、破損、盗難、衝突、水災など幅広く対応しています。
ぼったくり火災保険とは、保険料が高い一方で補償内容が薄い特徴があります。
なぜ、そのような保険に勧誘するの?
不動産業者と付き合いのある保険会社の保険に加入させると、紹介料がもらえるからです!
こうしたことを見逃してしまうと、気付かないうちに高い保険料を払い続けてしまう罠にはまっていきます。
それだけでなく、いざ補償が必要なときに十分な補償を受けられない可能性もあります。
火災保険比較サイトで調べると、同じ内容でも保険料の安い保険が見つかります!
②不要な費用を覚える
これまでの引越し契約で、実際にあった不要な費用を頻出度順にご紹介します。
生活サポート・入居サポート
火災保険で対応できるから
水回りや鍵のトラブルがあっても結局管理会社を通して修理するためいざという時のサポートとしては弱いと感じました。(大学生での体験より)
害虫駆除費
虫は出るときは出るから
札幌アパマンショップ店での爆発事件を覚えていますか?
あの事件からも分かるように、害虫駆除費も不動産会社のお小遣いになることが多いです。
私も無知だったとき駆除をお願いしていました。
同じ商品をホームセンターで探してみると数百円で購入でき、請求された5,000円〜10,000円もしないことが分かりました。
室内の消毒費
効果を感じられないから
不動産屋の担当者に聞いてみたところ、スプレーで消毒をするようです。
内見時とクリーニング後の部屋をそれぞれ比べましたが、正直効果が感じられませんでした。
書類作成費
不動産業者が依頼者からもらえる報酬は、基本的に仲介手数料のみ
書類作成は仕事の1つですから、金銭を要求されても断ることができます。
「基本的に」と表現したのは依頼者の個人的な要望に対する報酬はもらってOKだからです。
簡易消化器
共同スペースに消火器は基本貸主負担
不動産業者からわざわざ高額な消火器を買う必要はなく、半額以下でホームセンターなどで買うことができます。
不動産業者から購入する簡易消火器をフリマアプリで調べてみると、たくさん出品されています。
出品数の分だけ、ぼったくられている人がいるということです。
③交渉ポイントを覚える
私が実際に交渉したポイントをご紹介します。
入居の意思・本気度を示した上で交渉しましょう。
賃料(家賃)
毎月払う固定費。
賃料を少しでも安くできれば資産増加につながります。
交渉の進め方はこの先で解説します。
※現入居者も賃料(家賃)の値下げを交渉できる可能性があります。
✔︎自分の住んでいる物件の募集家賃を確認
✔︎自分が今払っている家賃よりも安い場合は交渉の余地あり
✔︎私が以前住んでいた部屋の家賃を調べると5,000円安く設定されていた
礼金
「貸してくれてありがとう。」という大家への寄付です。積極的に交渉してみましょう。
ハウスクリーニング代
1回分
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」には、賃貸人(大家)の負担内容にハウスクリーニングの項目があります。
入居前と退去後2つ請求される場合は要注意です。
保証会社加入料
家賃の50〜80%
貸主は入居者の家賃滞納への対策として、借主に保証会社への加入を義務付けることが多いです。
加入料について掲載されている保証会社のパンフレットもしくは資料をもらい、加入料が家賃の何%か確認しましょう。
覚えることはたくさんあるけど、自分の大切なお金を守るためだもんね!
④希望物件をリサーチする
希望物件を取り扱う不動産屋をリストアップする
同じ物件でも取扱業者によって敷金・礼金の有無や仲介手数料、火災保険など、契約にかかる費用や内容が異なります。
リストアップすると、スムーズに相見積もりをお願いしたり、交渉したりすることができます。
不動産業者に連絡する(Step2)
入居を希望しています。内見予約と初期費用の見積もりをいただきたいです。なお見積もりは事前にいただきたいです。
メールや電話でテンプレートの内容を伝えます。赤文字の言葉は必ず入れましょう。
以下、実際に送付したメールです。快く対応していただきました。
連絡後〜店舗に行くまで(Step3)
見積書の内容をチェック
①不要な項目
②交渉できるポイント
③法的に払う必要のない項目を見つける
私の引越しでは、仲介手数料、損害保険、町内会費、礼金、保証委託料、(家賃)が交渉の候補として挙がりました。
抜かりなく準備するために…
メールやFAXでやり取りして記録を残す
契約前のトラブルを防ぐため、口頭ではなくメールやFAXなどを利用して、記録を残しましょう。
あえて家賃については触れないでおきましょう。
どうして?
内見後の契約での交渉余地に残すためです。
来店~内見~契約まで(Step4)
来店後、見積書の再確認
メール等での事前交渉が見積書に反映されているか
内見前のやり取りで変更になった部分を確認します。
内見
入居の意思を示す前向きな会話や反応を意識する
不動産業者の人も、大切な時間を使っています。
交渉が成功するかどうかは、みなさんの本気度が重要になってきます。
事務所に戻ってからが勝負
家賃、礼金、仲介手数料を交渉しよう
不動産業者としては何としても契約を取りたいはずです。
心象を損なわず、家賃や礼金、仲介手数料を交渉しましょう。
私が実際に伝えた内容↓
長く住む予定です。家賃を下げていただくかフリーレントをお願いできれば、今すぐ契約するつもりです。
(仲介手数料を確実にGETするためにも)オーナーさんに確認しますので、しばらくお待ちください。
(空室は不動産投資においては避けたいのが本音。家賃を下げると長期的な手残りが減るから、フリーレントの方がいいかな。)契約していただけるのなら、家賃を1ヶ月フリーレントにします。
※( )内は心の声を勝手に予想しました。
このような交渉の結果…
・フリーレント獲得
・仲介手数料0.5ヶ月
・生活サポートカット
最初の見積もりから、約10万円も費用を下げることに成功しました。
浮いたお金の一部で、毎日使うお気に入りのテーブルを買うことができたね!
入居後(Step5)
新居チェックしよう
「契約が終わって入居できたら安心!」と思いたいところですが、大事なことがまだあります。
以下の項目に不備がないか確認します↓
✔︎照明
✔︎水回り
✔︎目立つ傷
✔︎玄関の鍵
✔︎部品の有無
✔︎壁のヒビや割れ
✔︎電化製品の動作確認
もし、修理や取り替えの必要がある場合は速やかに不動産業者に連絡しましょう。
修理等は無料で対応してもらえるはずです。
私も、鍵の施錠とエアコンの不備が見つかり、迅速にオーナー負担で対応していただきました。
気になる箇所は、スマホなどで写真を残しておこう!退去時の請求を回避できるかもしれません。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます!
【引越し費用を下げたい教員必見】賃貸契約でぼったくられないコツはいかがでしたか?
「ぼったくられない準備が具体的にわかった!」
「引越し費用を安くできた!」
「勇気を出して自分も交渉してみよう!」
などと、みなさんの思考や行動が変わりましたらうれしいです。
以上、教員まめたでした。またお会いしましょう!
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